
右上に記されているのが「黄金」
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唐辛子に魅せられ商品化に向け研究する中で、図書館で一冊の本と出逢ったのです。それは、ハウス食品(株)出版のハウスポケットライブラリー「唐辛子遍路」という本であります。唐辛子のルーツに始まり、世界各国の唐辛子の話などが詳しく書かれており、終わりの章は日本の唐辛子の歴史や唐辛子を通じての食文化であります。
(1)江戸の中期
本草学者 平賀源内著 「番椒譜(ばんしょうふ)」
72品種の唐辛子がカラーで描かれたものです。
(2)明治の初期
本草学者 伊藤圭介著 「番椒図説」
52品種の唐辛子が描かれており、参考論文のある書籍です。
(3)年代・作者不明 「番椒品種」
これには9種類の唐辛子が描かれており、私はその中にある「オウゴン」という黄色の唐辛子に心を惹かれ、いてもたってもいられず、今でもどこかで植えられているはずと思い、それから毎日毎日、田舎に行き探し回ったのであります。

唐辛子農家の山下夫妻とともに |
そこで九州の田舎を探し求めている中で、偶然に通りかかった山間の民家の脇で、「オウゴン」と思われる形をした黄色の唐辛子を発見したのです。
その民家を訪ねて聞いてみますと、何とそれがまさしく黄色の唐辛子だったのです。この唐辛子は大変辛く、鷹の爪の比では無いと言っておられました。
そのお宅では代々この唐辛子を自家の香辛料として毎年植えているとのことでした。そこで私の唐辛子に対する思いをお伝えすると、快く唐辛子の苗を10株程分けてくれたのです。平成10年6月のことです。
10株の黄金唐辛子でしたが現在では50戸の契約農家と自社栽培を含め、日本古来の品種を主体に毎年15,000本の唐辛子を作付けし、それらを加工しているところであります。
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